こちらに滞在してから木製電柱をよく見かけるようになりました。
坂の上の家の脇にも、ひっそりと苔むした木肌の電柱があります。

楕円形の点検プレートには「21」の周りの「3」にシールが貼ってあり
忘れられずに点検を受けているようで、
古びていても現役のもよう。
しばらくして、海と町並みを一望できるところまで登っていくと
くさびた手すりが現れます。

険しい坂道に沿って民家が立ち並ぶ音戸地域、
車が入ることできない細い道・路地を登り下りして生活している人たちを支えてきたのかなと、
しみじみと感じいるものがあります。
風情あるものを見てきたからか
この坂から見える海や町並みが一層’エモさ’をまして
しばらくたそがれたくなりました、とさ。
