10月, 2021 - ナカムラスタジオ

瀬戸内ライフ読書会 第五話 

5回目の読書会。

今回は4人も初参加の方が来てくださいました。

始まる前からどきどきソワソワして、

まるでこれから文化祭でも始まるような心持ちでした。

年齢層はなんと10代から60代まで幅広く集まってくださいました!

少しずつでも輪が広がっていて、読書会の小さくも大きな成長に感動してしまいました。

参加者の皆さんに心から感謝しています!

初めましての挨拶と顔見知りの会話が和気あいあいと交わされる中で

読書会が始まりました。

今回の紹介本は

【押絵と旅する男】【なくなりそうな世界の言葉】

【おだやかに、シンプルに生きる】

【生態学者の目のツケドコロ】【オール1の落ちこぼれ、教師になる】

【五分の虫にも一寸の魂】

【エンジェルフライト】 【ありがとうの神様】

【超訳ニーチェの言葉】【超訳ブッタの言葉】

マニアックな世界への導入本、世界の素敵な言葉の本、

これから読もうと思っている本、

教授や校長先生から教えてもらった本、

若い頃に読んだ本、

絶対に読んで欲しい本、学びを得た本、

気持ちで選ぶ枕元の本、

皆さんそれぞれにおすすめの本を紹介してくださいました。

色々な種類の本が順番に紹介されていき、

皆さんから感嘆の声が漏れたり、質問や感想など交わされていきました。

時には笑いも交えながら、皆さん真剣に聴いて話してくださり、

紹介本についてや、作者への理解を深める事ができました。

読書会後の懇親会も楽しい会となりました。

持ち寄りのお料理やお酒がとても美味しかったです!

本の話はもちろん本以外の話題でも盛り上がり、皆さんと楽しく交流できました。

そこでも知らなかった事や新しい発見など気づきと知識を得る事ができました。

皆さんに素敵な本を紹介していただき、また読みたい本が増え、

知らない世界を知る事ができました。

初対面でも本を間に挟むと心の距離が近くなるのは、

本の感想がありのままの自分の心だからかなと思います。

よく本棚を見られるのが恥ずかしいと言う人がいます。(私自身もそうです笑)

選ぶ本には自分の無意識の趣味嗜好が少なからず出るからですが、

だからこそ初めましてでも深い話ができ、

着飾ることなく受け入れられるのかなと思います。

好きなものを語る時、人は一番素直になるのではないかと思います。

また次回も素敵な方々と本に出会えるのを楽しみにしています。

参加してくださいました皆様、本当にありがとうございました!!

瀬戸内ライフ読書会 第四話

四回目の読書会を開催しました。

今回は紹介本の内容もあり少し重めの深い話をした会となりました。

紹介本は【この世で一番の贈り物】【オー!ファーザー】【三月は深き紅の淵を】です。

【この世で一番の贈り物】

オグ・マンディーノの【この世で一番の奇跡】の続編で謎の老人サイモンと主人公が再会する話です。

【十二番目の天使】とほぼ同時期のオグ・マンディーノの晩年の作品です。

ラグピッカーという仕事、利他主義について、自分が持っている物を必要としている人に届けるという事について話し合いました。

博愛や強制ではなく、自らの選択で誰かの為に何かをするという事の大切さ、人生の幸福についてなどを改めて考える事ができる本でした。

実生活において些細な事でも出来る事はあり、自分たちにできることは何か、

何がしたいのかを考えるきっかけになりました。

【オー!ファーザー】

個性豊かな父親が四人もいる複雑な家庭の主人公が、次々起こる問題や事件へ巻き込まれていく話です。

家族というものや血縁、親子のあり方についてなど話をしました。

世界には色々な家族の形がありますがどんな形であれ、

愛情があり、互いに大切に思い合えたらそれはとても素敵な家族だと

改めて考える事ができました。

【三月は深き紅の淵を】

一冊の本にまつわる短編集のような話で、本が好きな人は作中の本が気になってつい読み進めてしまう内容です。

四章構成の作品ですが、作中に登場する本と同じ構成なのがまた面白いです。

ストーリー以外のところでも好奇心をくすぐられ、新たな視点を発見できた気がします。

個人的には「春のお茶会」のような読書会も作ってみたいなと思っています。

今回は本の貸し借りも行われ、交流の場として一歩進んだ気がしています。

また、そろそろ少し違う趣向も入れながら開催していきたいなと思っています。

次回、第五回も楽しく語り合いたいと思います。

瀬戸内ライフ読書会 第三話

10月20日に四回目の読書会を開催します。

まだまだ未熟ですが、前回までの三回でなんとなく形ができてきた様に感じています。

本を好きな人達が夜な夜な島の古民家に集まり、

本や作者、そこからの経験等を熱心に語り合う。

傍から見ると少し怪しげな会。

多少オタク的な発想ではありますが、

そんなファンタジーや推理物に出てきそうな会になれば面白いなと思います。

良い話、泣ける話、笑える話、衝撃を受けたり、前向きになったりした話。

恋愛、推理、SF、ホラー、ファンタジー、コメディ、等。

実話でもフィクションでもストーリーは人間が作った物で、

それを知り考えるという事は人間を知る事になり、

自分自身の成長に繋がるのかなと思います。

とは言え、

単純に好きなものについてマニアックに語り合える場所があるという事が

それだけでもう楽しいのですが。

*

ちなみに三回目はかなりマニアックな話で盛り上がりました。

【鳶】、【NVC】、【思いやりという暴力】、【サイコパス】、【タコの心身問題】、【ミラクルファミリー】

体を使うという事や体の仕組み、脳や記憶と反射、精神について、

優しさとはなにか?優しさの定義や、

タヌキや河童などの昔から伝わる怪異について等、

専門知識と想像力により話が尽きない会となりました。

*

第四回読書会も皆さんと有意義な時間にしていきたいと思います。

瀬戸内ライフ読書会 第二話

私は子供の頃に使っていた読書カード(貸出カード)が昔から好きでした。

ジブリの【耳をすませば】への憧れではないのですが、

自分が興味を持った本は他に誰が読むのだろう?

その人はどんな人なのだろう?と

好奇心が湧き、思いをはせた記憶があります。

そんなワクワク感を少しでも感じてもらえたらと

今回から読書カードを導入しました。

名前、日付、紹介した本を記入してもらい、

自分の本の紹介記録が残るようにしてみました。

(せっかく用意したのでポイントカードのようなシステムも付けました。

参加1回につき1スタンプ、ファシリテーター(司会進行)役1回につき1スタンプ。

スタンプ4個につき500円分の割引券をプレゼント。という感じです。)

本を読む事をより楽しんで参加してもらえたら嬉しいです。

*

今回の読書会もとても興味深い本が並びました。

【Dr.STONE】に始まり、【葉っぱのフレディ】、島の旅行本、

【ガソリン生活】小説版伊坂幸太郎と漫画版寺田克也、【高瀬舟】と

ジャンル関係なくその魅力を伝えてもらえました。

科学に興味を持つきっかけになる作品、大人が感動する絵本、

島の魅力を知る方法、一つの作品からほかの作品ができるという事、

知らなかった物・事を知り、また新たな学びを得ることができました。

今回は少人数制だったので本から派生した色々な話も聞くことができ、

参加者の皆さんとの交流もしっかり楽しめる会になりました。

今後、テーマを決めたり、読書時間を作ったり、

音読したりと色々な事もしていきたいなと思います。

楽しみややってみたい事がどんどん増えて、私が一番楽しんでしまっている読書会ですが

宜しければご参加ください。

瀬戸内ライフ読書会 第一話

瀬戸内ライフで初めての読書会を開催しました。

こちらは2泊3日の体験プラン【読書家の集い】とは別に、地域の方々が本について語り合い交流できる場所ができたら良いなという想いから始めました。

とは言え、私自身は読書会に参加したことはなく、必要なものを決めてあとは色々やってみようという事になりました。

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今回ご参加頂いた方々は瀬戸内ライフ常連の方たちで、はじめましては私とお手伝いに来てくれた方の2人でした。

はじめまして組で時間前にカレー(シーフードトマト)を作っていると、常連組の方たちが一人また一人と集まり、カレー作りを手伝ってくれたり、戸棚にレコードプレーヤーを設置したり寛いだりと各々で過ごし始めて、まるでここが実家か或いは秘密基地のようで、私は子供の頃を思い出しとても楽しくなりました。

人間関係が煩わしいと言われる昨今ですが、こんな風に気兼ねなくお互いが過ごせる日常があるのはとても素敵な事だと思います。

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時間になり読書会を始めると、皆さんとても気さくな方たちで不慣れな私の司会進行を温かい目で見守ってくださいました。

皆さんが厳選し持ち寄ってくださったのは、【ナウシカ】に始まり、ムヒカ大統領の絵本、中村天風・【人間の格】・ねずさん・中村文昭さんや、高橋伸哉さんの写真集やcoco壱の社長さんの本、更にはテッドトークのお話!

初回からこんなに色々な種類の豊かな本(話)が出るとは思ってはおらず、

話し合って持ち寄ったわけではないのに似たものがなく、自由で遊び心もある選択に感動してしまいました。

知っている物知らなかった物、どの本(話)も紹介してくださる方の思いや感覚や体験と合わせて聞くと、より深くとても大切で素敵な話だなと改めて考えさせられ、読んだことのない本は買い物かごを経由して私の頭と心に入ってくる事になるでしょう。

*

書を読む会ですが、本=話(ストーリー)なのだからこれで良いというか、これが良いなと思いました。

必ず本を読まなければいけないわけではなく、紹介される話を聞きに来るだけでも楽しめて学びになる。

そういう会にしていけたらと良いなと思いました。

今回は皆さんがさり気なく会場づくりを手伝ってくれたのでとても良い会にする事ができました。

皆さんの優しさに感謝の気持ちでいっぱいです。

次回は皆さんがしっかり寛げる様に改善して頑張ります!