8月, 2021 - ナカムラスタジオ

ふらっと足を運んで、瀬戸内暮らし

呉市本土からバスに乗って30分ほどで行けてしまう倉橋島にある小さな町、音戸。

 
海もあって山もあって、スーパーも郵便局も図書館も徒歩圏内で

そんなほどよい町の、(個人的に)ほどよい坂道を駆け上った先にあるゲストハウスにて、

1ヶ月過ごしたまとめを綴ります。

  

○心穏やかになる瀬戸内の自然と町並み

海と山と町がコンパクトにまとまった音戸。

 

海沿いを歩けば、行き交うフェリーや海面から見える大小の魚に目を奪われ、

海岸通りから民家の並ぶ細い道へ入れば、昔なつかしさ漂う音戸の旧通りを味わうことができ、

山に沿って続く狭い坂道も探検意欲がそそられます。

 

 
海と山と町が密接なだけに、のんびりと隅々まで歩いてみたくなる、そんなワクワクする要素が詰まった場所にゲストハウスはあります。

 

私がよくたそがれに行っていた赤い桟橋では、

天気や潮の満ち引きで海や人や魚の風景が変わります。
釣り人がいたりいなかったり

魚が見えたり見えなかったり

見えても釣れずで釣り竿という棒を持って自然の中に浸って瞑想したり

たまに遭遇する釣り人お兄さんとは顔見知りになっていたりで

とても思い出深い場所となりました。

 

隣でバンバカ魚をつる地元のおじちゃん

 

生活拠点となっていたゲストハウス「洗濯船」は、この地区の中でも高い場所に位置していて

ゲストハウスに続く坂道を上って振り返ると、海と町並みが一望できる楽しさがあり、

海に向かって、風を切って駆け下りる坂道も気持ちよく、

瀬戸内の穏やかな自然とこの町のやわらかい雰囲気に包まれ、毎日通ったこの道に、

ホっと心緩ませられ、なんだか活力も湧いてくる不思議な坂道でした。

  

朝の静寂な海も

夕焼けに染まる街並みも

雨の日の夜の瀬戸内も

その場所、その時間で移り変わる様子に浸りながら

この場所で心地良い時間を過ごすことができます。

桟橋からの朝の海

夕暮れ時の町並み

  

○音戸でのあたたかい人たちとの出会い


とにかく気さくで優しい音戸の方、初めての人でもあたたかく迎えてくれます。


道端で初めて会うおばちゃんに挨拶したらそのままおしゃべりが始まったり

畑にいたら通りすがりにアドバイスしてくれたり

お手製料理をもってきてくれたり

船にも乗せていただき、行き着いたほぼ無人島の住民の方からも大歓迎を受けたり

ローカルな美味しいお好み焼き屋さんは初入店でも気さくにお話しできます。
 

 

自由気ままにゆったりと暮らしてる猫たちも

この町の人たちと同じように人の心をあたたかくしてくれます。

 

そしてこの島の人だけでなく、Nスタジオ瀬戸内ライフ代表中村あつよし(あっちゃん)を通じて知り会える

“自分のほしい暮らし”考え、実現している人たちとの出会いもあり、

その多様な価値観と生き方に触れたことで

 
この3月に仕事を辞めたばかりの私自身、

“既存の敷かれたレール”にとらわれず、

自分の感性を大切にしながら、

自分らしい人生の選択をしていこうと

大きな後押しを得られた1ヶ月となりました。 

 

  

音戸での暮らしをまとめると

穏やかな自然があって

あたたかい人たちがいて

心も体もリセットできる素敵な環境で

ゆっくりと、居心地良く過ごすことができました。

  
何より、 新しい出会いにあふれていて、

いろんな暮らし方・生き方に触れて、

ゆっくりと自分の人生を見つめなおす機会が得られた1ヶ月だったなぁと。

 


瀬戸内の自然に心落ち着かせ、新たな機会と人生につながる、

そんな場所におもしろそう、と思ったらその直感を大切に

ふらっと体験してほしい瀬戸内ライフ。

(おわり)

とある日の江田島巡り

こんにちは。広島・音戸での1ヶ月の島暮らしを終えたケイです。

滞在中に“江田島を巡ったとある盛りだくさんな1日”について、魅力を絞って語り尽くします。

  

○まずは船旅

今回の旅先、江田島は

倉橋島・音戸町の隣の島で

江田島と倉橋島は、橋で繋がっています。

 

しかし、この日は出発の際に橋を使わず

広島(宇品)港にて江田島(切串港)へのチケットを手に取り

激安レンタカー屋さんの車でフェリーに乗船。

 

あえて船で渡ったことで、どんよりと小雨な天候でも

船旅気分でわくわくが高まります。

乗船中の外の景色

フェリー内の様子

30分ほどで江田島(切串)に到着し、

レンタカーで下船し、島巡りのいいスタートをきります。

  

○「OLIVE and LIME」でランチ

お昼ご飯は「ETTA JAZZ CAFE」、

のつもりが、たまたま店が閉まっていたので、

ほかを探しておしゃれな三角屋根の「OLIVE and LIME」に行き着きます。

 

小高い丘の上にあるカフェ「OLIVE and LIME」

 


木のぬくもり感じる店内でとても心地良いです。

見晴らしの良い庭と海を眺めながら

私はスパイシーなカレーを美味しいただき、

自家栽培のオリーブオイルがかけられたアイスクリームもまた絶品でした。

ランチ難民になりかけたところ、地元の素敵な店に出会えました。

 

○ヤギとウミノス

天気がだいぶ回復したところで次の行先へ向かいます。

 

一旦、その道中出会ったヤギに目を奪われ

車から降りて戯れました。

道中出会ったヤギ

 

そして「Uminosu Spa&Resort」に到着。

Uminosuのホテル(右)とビーチ(左)

まずは、最初に目についたハンモックにちょっと揺られてみました。

ハンモック、うまい具合にバランスとって揺れてます。

他にもテントサウナ、サップやBBQ

いろいろできるようで

施設の中にはオーシャンビューの大浴場も

まさに江田島のリゾート地。

Uminosuのビーチ

すぐ横には、弁慶が厳島弥山から投げたといわれる「弁慶岩」もあり

そんなおもしろ伝説も備わってます。

  

 

○海側の菜園とカフェ
ちょっとリゾート気分を味わった後は

「江田島ポタジェ&レストラン Bricolage17」にてカフェタイム。

 

敷地に入ると、花やハーブや木々が迎えてくれて、

その中に佇むヒノキが使われたカフェは周りの自然と調和したぬくもりある外観。

店名にあるとおり、まさにポタジェ=菜園そのものな素敵空間です。

 

カフェの横を通り過ぎ、奥に進めば広大な海と空が見渡せます。

海が見える絶景スポット

そして、カフェに入ればたちまち心地いい空間が広がっています。

案内してもらった先は、ビニールハウスを改装したスペースで

オシャレすぎて農業用に使われてるハウスとは思えず

ほんと、住み着きたいほど。


そんな素敵空間で注文したのは、’おスコーン’のデザートプレートとカフェラテ。

スコーンは、5種類ほどある中から自分の好きな味を選んだあと、

「ゆきぱん」といわれる鉄装飾家の女性が製作したこだわりのフライパンで,

半分に切ったスコーンの断面を焼いてくれます。

 

そして「ブリコラージュします」とオーナーさん

‘ブリコラージュ’は「今あるもの、ありあわせのもの、寄せ集めで何かを作ること」を意味するそうで、

地元の果物をふんだんに使われたおスコーンは美味しそうな一皿に。

ブリコラージュされたおスコーン

 

最後の飾り付けは、菜園の花やハーブを自分で摘み取り飾っていくスタイルで

可愛らしく仕上げて、楽しく美味しくいただきました。

完成したおスコーン!
大きいカップに入ったカフェラテ

 


その後は、 この島に移住されたばかりのご夫婦宅にお伺いし

江田島での暮らしの良さを聞かせていただき、 

無人販売所で買った巨大なズッキーニを自分のお土産にして島を後にしました。

 

 

島ならではのゆるい雰囲気の中で新しさも溶け込んだ江田島。

ここでしか味わえない食べ物、自然、そして人に触れて、盛り沢山で素敵な一日を送ることができ、

広島・呉にきたら絶対外せない、そんな魅力たっぷりな島でした。

とある日の音戸・倉橋巡り

こんにちは。1ヶ月の島暮らしの滞在を終えたケイです。

滞在中に“音戸・倉橋 を巡ったとある盛りだくさんな1日”について、魅力を絞って語り尽くします。

 

○源宗坊寺

音戸橋を渡って市内に向かい

鬱蒼とした山の中に静かに潜むお寺「源宗坊寺」へ。

 


明治40年に稲田源宗坊という方が開山したこのお寺

境内にはご自身が製作したコンクリート仏像が点在していて
色彩溢れる仏像はどれも独特で印象的。

 

特に巨大な黒い不動明王、下半身が石垣に埋まっていてそこには隠れた秘密が…
住職の息子さん、小学生ながら源宗坊寺の世界をガイドしてくれ

賑やかにとても楽しく、

隠れたパワースポットを堪能しました。

 

  

  

○海テラス 月の船

お昼ご飯は、海のそばの小高い丘にある予約必須な「海テラス 月の船」へ。

 

 
用意されてあった4種類の前菜盛り合わせをいただくと

続々と小皿で運ばれてくるおかず達。

あっという間にテーブルが埋め尽くされ

見てるだけで幸せいっぱいなおかずの品々。

 

 

どれを食べようか目移りしてしまいます。

 

丁寧に作り込まれた優しいお味に満たされたら

なんと!盛り盛りのデザートプレートもやってきました。

 

 

ゆったりとした雰囲気の中、お腹も心も満たされ

ちょっと体を動かすことに…

 

 

○火山(ひやま)
ランチの後は「火山」でプチ登山。

駐車場から歩いていけば20分もかからず瀬戸内海の島々を見渡せる頂上に。

 

各々、岩の上で日向ぼっこタイム。

鳥のさえずりや心地いい風を感じ

太陽の日差しを全身に浴び

大きい空の下で大自然のエネルギーをもらいました。

 

 

○桂浜ビーチと“Private Villa SEE SEASON” 
次なる行き先は「火山」の麓の桂浜へ。

 

ビーチを散歩してたら気持ちよさそうにサップをしている人たち

それにつられて足まで海水浴する新婚さんもとても楽しそうで

見てるだけでこちらも幸せになっちゃいます。

 


 

海の突き当たりをゆけばNスタジオ代表中村あつよし(あっちゃん)の知り合いが経営している

一棟貸しの別荘「Private Villa SEE SEASON」。

 


中も拝見させてもらいました。

そこだけでリゾート気分が味わえそうな玄関口は開放的空間で

2階の広間はオーシャンビューで非日常空間

屋上には海と空を独占満喫できるベンチも。

沈んでいく夕日を見てたそがれて

その日を締めくくりました。


島の大自然を感じながら贅沢な時間を過ごした音戸・倉橋での1日でした。

(おわり)