瀬戸内ライフ読書会 第四話 - ナカムラスタジオ

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瀬戸内ライフ読書会 第四話

四回目の読書会を開催しました。

今回は紹介本の内容もあり少し重めの深い話をした会となりました。

紹介本は【この世で一番の贈り物】【オー!ファーザー】【三月は深き紅の淵を】です。

【この世で一番の贈り物】

オグ・マンディーノの【この世で一番の奇跡】の続編で謎の老人サイモンと主人公が再会する話です。

【十二番目の天使】とほぼ同時期のオグ・マンディーノの晩年の作品です。

ラグピッカーという仕事、利他主義について、自分が持っている物を必要としている人に届けるという事について話し合いました。

博愛や強制ではなく、自らの選択で誰かの為に何かをするという事の大切さ、人生の幸福についてなどを改めて考える事ができる本でした。

実生活において些細な事でも出来る事はあり、自分たちにできることは何か、

何がしたいのかを考えるきっかけになりました。

【オー!ファーザー】

個性豊かな父親が四人もいる複雑な家庭の主人公が、次々起こる問題や事件へ巻き込まれていく話です。

家族というものや血縁、親子のあり方についてなど話をしました。

世界には色々な家族の形がありますがどんな形であれ、

愛情があり、互いに大切に思い合えたらそれはとても素敵な家族だと

改めて考える事ができました。

【三月は深き紅の淵を】

一冊の本にまつわる短編集のような話で、本が好きな人は作中の本が気になってつい読み進めてしまう内容です。

四章構成の作品ですが、作中に登場する本と同じ構成なのがまた面白いです。

ストーリー以外のところでも好奇心をくすぐられ、新たな視点を発見できた気がします。

個人的には「春のお茶会」のような読書会も作ってみたいなと思っています。

今回は本の貸し借りも行われ、交流の場として一歩進んだ気がしています。

また、そろそろ少し違う趣向も入れながら開催していきたいなと思っています。

次回、第五回も楽しく語り合いたいと思います。